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商用利用OK?Artlistの著作権・ライセンスの仕組みを徹底解説

高品質なデジタルアセットを提供するプラットフォーム「Artlist(アートリスト)」は、シンプルかつ幅広いライセンス体系が支持され多くの動画クリエイターから選ばれています。
とはいえArtlistを最大限に活用し安心して利用するためには、著作権やライセンスに関するルール、さらには禁止事項まで正しく理解しておくことが重要です。
「商用利用はできるの?」「そもそもロイヤリティフリーって何?」「もしサブスクを解約したら過去に使った音楽はどうなる?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、これらの疑問をすべて解決すべくArtlist(アートリスト)の著作権やライセンスについて詳しく解説します。
Artlist(アートリスト)は動画クリエイターに向けて、ロイヤリティフリーの高品質なデジタルアセット(音楽・効果音・映像フッテージなど)を提供するサブスクリプションサービスです。

Artlistの著作権の仕組み
Artlistのプラットフォームは、デジタルアセットを提供するアーティスト、それを利用するユーザー、そして両者をつなぐArtlistによって構成・運営されています。

これらの関係性を踏まえ、デジタルアセットの著作権が誰に帰属するのか、そしてユーザーにはどのような権利が付与されるのかを詳しく見ていきましょう。
著作権の保持者は?
Artlistで提供されているデジタルアセットの著作権は、原則としてArtlistと契約しているアーティスト、またはArtlist自身に帰属します。
Artlistは著作権保持者であるアーティストから利用許諾を得て、プラットフォーム上でデジタルアセットを配信しています。
そしてユーザーはArtlistとサブスクリプション契約することで、これらのデジタルアセットを利用するためのライセンス(使用権)を購入することになります。
ユーザーが購入するのはデジタルアセットそのものではなく、あくまでデジタルアセットを使用する権利であるという点を理解しておきましょう。
ユーザーに付与される権利
Artlistのユーザーはサブスクリプションを契約することで、Artlistのプラットフォームからダウンロードしたデジタルアセットを自身の制作物、プロジェクトに使用できるライセンス(使用権)が付与されます。
このライセンスは個人利用だけでなく商用利用も可能で、ソーシャルメディア(YouTube・Instagram・TikTokなど)はもちろんCMや映画、結婚式などあらゆる場面で利用可能です。
ただし商用利用の可否やライセンスの適用範囲は契約プランによって異なり、再配布や販売などの禁止事項もあるため注意が必要です。
Artlistのライセンスの特徴

ロイヤリティフリー
Artlistのライセンスの大きな特徴の一つがロイヤリティフリーであることです。
ロイヤリティフリーとは、デジタルアセットの使用回数・期間・制作規模に関わらず追加料金なしで繰り返し利用できるライセンスのことを指します。
つまりユーザーは月額または年額のサブスクリプション料金を支払えば、プラットフォーム上にあるデジタルアセットを何度でも、さまざまなプロジェクトに使用することができます。
繰り返しになりますが、「ロイヤリティフリー」は「著作権フリー」ではありませんのでご注意ください。
選べるサブスクリプション
Artlistのサブスクリプションは、ユーザーがニーズに合わせて選べるように複数用意されています。
これにより個人のソーシャルメディアクリエイターやプロの動画クリエイター、そして大規模な制作チームや企業まで、それぞれの規模や目的に最適なプランを見つけることができます。
幅広いカバー範囲
Artlistのライセンスは、YouTubeやInstagramなどのSNSをはじめ、ウェブサイト・テレビ番組・映画・ストリーミングサービス(例:Netflix、Amazon Prime Video)、さらにはモバイルアプリやゲームなど、多様なメディアやプラットフォームでの利用をカバーしています。
またライセンスは地域を問わず全世界で有効で、個人のVlogやポートフォリオ動画から、企業の広告映像やクライアントワークまで、幅広い用途で安心して利用できます。
ただし利用できる範囲や条件は選択するサブスクリプションプランによって異なり、たとえば個人利用向けのプランでは商用利用やクライアントワークに使えないなどの制限があります。
商用利用・収益化が可能
Artlistのライセンスは商用利用や動画の収益化が可能です。
一般的に「商用利用」とは、金銭的な利益を得る目的やビジネス、サービスの宣伝のためにデジタルアセットを使用することを指し、これにはクライアントから依頼を受けて制作するプロジェクト(クライアントワーク)も含まれます。
一方「収益化」とは、YouTubeなどの動画プラットフォームで得られる広告収入など、動画そのものから利益を得ることを指します。
ただし商用利用や収益化の可否は選択するサブスクリプションプランによって異なり、例えば個人向けのプランでは収益化できても商用利用ができないなどの制限があります。
クリアリスト機能
Artlistのデジタルアセットを使って制作した動画をSNSなどに投稿したり収益化する際は、クリアリストという機能を利用します。
クリアリストとはArtlistのデジタルアセットを利用した動画が、正規のライセンスのもとで制作されたことをArtlist側に知らせ保護してもらうための登録システムです。
登録はArtlistのマイページから簡単に行え、各SNSチャンネルや動画URLを入力するだけで完了します。
クリアリストに登録できるアカウント数は選択するサブスクリプションプランによって異なります。
永続的なライセンス
Artlistのライセンスは永続的で、サブスクリプション契約中に公開したプロジェクトはサブスクリプション解約後も継続してカバーされます。(収益化も継続!)
ただしこの永続的なライセンスが適用されるのは、サブスクリプション契約中に完成&公開されたプロジェクトに限ります。
サブスクリプション解約後に新しく制作するプロジェクトでArtlistのデジタルアセットを使用したい場合は、改めてサブスクリプションを契約する必要があります。
Artlistのライセンスの種類と違い

Artlistには「ソーシャルライセンス」「プロライセンス」「ビジネスライセンス」の3種類のライセンスが用意されています。
ここでは用途や規模に応じて選べるArtlistの3つのライセンスの特徴と違いを解説します。
ソーシャルライセンス(Social)
ダウンロード可能数 | 無制限(1日の上限あり) |
1日のダウンロード制限 | 音楽:40曲, 効果音:100点, 映像フッテージ:100点, 動画テンプレート:40点 |
更新・追加頻度 | 毎日 |
クレジット表記 | 不要 |
永続ライセンス | ◯(公開済プロジェクトは解約後も利用・収益化OK) |
利用可能なプラットフォーム | YouTube, Facebook, Instagram, TikTok, Twitch, Podcast |
クリアリストの登録数 | プラットフォームごとに1アカウント |
ソーシャルメディアの収益化 | ○ |
商用利用(クライアントワーク含む) | × |
ソーシャルライセンスが含まれるサブスクリプションプラン | Music & SFX Social (月間契約), Music & SFX Social (年間契約) |
ソーシャルライセンスはYouTube・Instagram・TikTokなどのソーシャルメディア上で活動する個人クリエイター向けのライセンスです。
収益化された個人チャンネルでの利用が可能で、Vlogや趣味のチャンネル、SNS投稿などに最適なライセンスとなっています。
しかしクリアリストには各プラットフォームごとに1アカウントのみ登録可能で、商用目的での利用(クライアントワークや企業広告、プロモーション動画など)はできません。
また利用できるデジタルアセットは音楽と効果音に限られます。
プロライセンス(Pro)
ダウンロード可能数 | 無制限(1日の上限あり) |
1日のダウンロード制限 | 音楽:40曲, 効果音:100点, 映像フッテージ:100点, 動画テンプレート:40点 |
更新・追加頻度 | 毎日 |
クレジット表記 | 不要 |
永続ライセンス | ◯(公開済プロジェクトは解約後も利用・収益化OK) |
利用可能なプラットフォーム | YouTube/Facebook/Instagram/TikTok/Twitch/Podcast/ウェブサイト/有料広告/テレビ/CM |
クリアリストの登録数 | プラットフォームごとに3アカウント 無制限のYouTube動画 |
ソーシャルメディアの収益化 | ○ |
商用利用(クライアントワーク含む) | ◯ |
プロライセンスが含まれるサブスクリプションプラン | AI Voiceover, Max Pro, Max Pro RAW/LOG, Max Teams, Max Teams RAW/LOG, Music & SFX Pro, Music Pro, SFX Pro, Music & SFX Team, Music Team, Footage & Templates, Footage & Templates RAW/LOG |
Artlistのプロライセンスはソーシャルライセンスよりもカバー範囲が広く、クライアントワークや大規模な商用プロジェクトを手がけるプロの動画クリエイター向けの上位ライセンスです。
最大の特長は、クライアントワークを含むあらゆる商用目的での利用が許可されていることです。
YouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアに加え、ウェブサイト・オンライン広告・テレビ・CMといった幅広いプラットフォームでの使用が可能です。
またクリアリストも拡張されており、各プラットフォームごとに3アカウント(Teamプランは5アカウント)に加えて無制限のYouTube動画を登録可能です。
音楽&効果音はもちろん、AIボイスオーバー・映像フッテージ・テンプレート・プラグインなどArtlistの全てのデジタルアセットを商用利用可能なのも大きな魅力です。
ただし利用できるデジタルアセットの種類はサブスクリプションプランによって異なり、たとえば「Max Pro RAW/LOG」では、RAW/LOG形式の映像フッテージも含まれ、より本格的な映像制作に対応可能です。
またチームでの利用を前提とした「Max Team」などのチームプランも用意されており、複数メンバーでの利用や業務規模に応じた柔軟な対応が可能です。
ビジネスライセンス
Artlistのビジネスライセンスは大規模な法人利用や、標準ライセンスではカバーできない特別なニーズに対応するために用意された包括的なカスタムライセンスです。
以下のようなケースではビジネスライセンスがの契約が推奨されます。
- 従業員が50名以上の企業や法人、またはそれに準ずる団体
- 複数部署やプロジェクトチームで8名以上がデジタルアセットを使用する場合
- アプリ・ゲーム・ソフトウェアへの実装や、エンドユーザー向け配信
- テレビ放送・DVD/Blu-ray・オーディオブックなどのメディア展開
- 標準ライセンスの利用条件では対応できない特別なライセンス契約を希望する場合
さらにビジネスライセンスには、特別なデジタルアセットコレクションや先行リリースへのアクセスなど、法人向けの独自特典も含まれています。
ビジネスライセンスは個別契約が必要です。
英語でのやりとりになりますが、必要な場合は下記より直接お問い合わせください。
Artlistの禁止事項と利用時の注意点
Artlistは商用利用や収益化に対応した柔軟なライセンスを提供していますが、正しく利用するためにはいくつかの禁止事項と注意点を理解しておく必要があります。
再配布・再販売の禁止
Artlistからダウンロードしたデジタルアセットを、そのままの形で再配布したり販売することは禁止されています。
たとえば音楽や効果音を編集せずに他の配布サイトで再配布したり、販売する行為はライセンス違反にあたります。
デジタルアセット単体での使用は禁止
Artlistのデジタルアセットは、映像や音声コンテンツなどの制作物と組み合わせて使用することが前提です。
BGMを並べただけのプレイリスト動画や効果音だけを流すコンテンツなど、デジタルアセット単体での公開や配信はライセンス違反となる可能性があります。
違法・倫理的に問題のある利用は禁止
Artlistのデジタルアセットは、法令に反する用途や倫理的に不適切な目的で使用することは禁止されています。
たとえば以下のようなコンテンツでの使用はライセンス違反となる可能性があります。
- 差別的・ヘイトスピーチ的な表現
- 誹謗中傷や名誉毀損を目的としたコンテンツ
- ポルノ、アダルト、過度に性的な内容
- 暴力を賛美する表現
- 虚偽や詐欺的なコンテンツ
これらの利用はArtlistの利用規約に違反するだけでなく、使用停止やアカウントの凍結、法的措置の対象になる可能性もあるため注意が必要です。
クレジット不要だが推奨される場面も
基本的にArtlistのデジタルアセットを使用する際にクレジット表記は不要です。
ただし映画祭や教育機関、共同プロジェクトなど一部のシーンでは、著作権者への敬意を示す意味合いや関係者間の習慣としてクレジット表記が推奨されることがあります。
利用する作品や状況に応じて適切に判断しましょう。
アカウントの共有は禁止
Artlistのライセンスはサブスクリプション契約者本人のみが利用可能で、1つのアカウントを複数人で共有することは禁止されています。
複数人で利用する場合は「Teamプラン」や「Businessライセンス」の利用を検討しましょう。
ライセンスの適用範囲を超えた利用
Artlistのライセンスはサブスクリプションプランによって利用可能な範囲(商用利用の可否・メディアの種類など)が異なります。
利用する前に自分の契約プランで何が許可されているかをしっかり確認し、範囲外での使用は避けましょう。
クリアリスト未登録のリスク
SNSで収益化や著作権保護を受けるには、対象チャンネルや動画をArtlistの「クリアリスト」に登録しておく必要があります。
登録を忘れると、YouTubeなどで著作権警告が出る可能性もあるため注意しましょう。
まとめ
Artlistはシンプルで柔軟なライセンス体系と高品質なデジタルアセットの提供により、多くの動画クリエイターから支持を集めています。
一方で、著作権の帰属やライセンスの適用範囲、禁止事項などを正しく理解していないと思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
商用利用の可否やクリアリストの登録、ライセンスの種類ごとの違いなど、重要なポイントを事前に押さえておくことで、安心して動画制作に取り組むことができるでしょう。
ご自身の制作スタイルや活動内容にあわせて最適なサブスクリプションプランを選び、Artlistの魅力を最大限に活用してみてください!