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バンドロゴの作り方 | かっこいいだけではない『使えるロゴ』の作成方法

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バンド活動をしていくなかで、ウェブサイト・SNS・フライヤー・グッズなど、様々な場面で必要になってくるのがバンドロゴです。

僕はデザイナーとしてバンドやアーティストのロゴを制作するだけでなく、フェスやサーキットイベントのフライヤーも制作しているので無数のバンドロゴを取り扱ってきました。

特にサーキットイベントのフライヤーなんかは出演バンド数もかなり多く、一度に7〜80バンドのロゴを取り扱うこともあるのですが、デザイナーとしてこれだけたくさんのロゴデータを取り扱っていると使えないバンドロゴにもよく遭遇します。

こんなロゴは嫌だ
  • 解像度が低いラスターデータ
  • フォントにアウトラインがかかっていない
  • 縦長すぎるデザイン などなど

プロのデザイナーが作ったロゴであればこのようなトラブルはありませんが、バンドが自分たちで作ったり知識の浅い人に作ってもらったようなケースでのデータトラブルが非常に多いです。

フライヤーに出演バンドのロゴがずらりと並ぶときに、自分たちのバンドだけロゴを使われずテキスト表記になってしまったバンドをたくさんみてきました…。

ウォーキー

かわいそうに…

しかし!そんなトラブルはちょっとしたポイントを押さえるだけで簡単に回避することが可能です。

そこでこの記事では、デザイナーが教える正しいバンドロゴの作り方を詳しく解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • ロゴを作りたいバンドマン
  • 駆け出しのデザイナー
  • 会社やお店のロゴを作りたい人

バンドロゴだけではなく会社やお店などのロゴにも共通しているノウハウになりますので、かっこいいだけではない使えるロゴを作るためにもぜひ最後までご覧ください。

目次

ロゴは『ベクターデータ』で作ろう

バンドロゴを作るとなるとデザインばかりに気を取られがちですが、ロゴのデータ形式もかなり重要なので必ずおさえておきたいポイントです。

これまでたくさんの使えないロゴに遭遇してきましたが、使えない原因のほとんどはロゴのデータ形式です。

結論からいうと、必ず『ベクター形式』のロゴデータを作りましょう。

『ベクターデータ』と『ラスターデータ』

一般的によく使われている画像データには2種類のデータ形式があり、ベクターデータとラスターデータと呼ばれています。

データの違いに関する詳細はまた別の記事で説明しますが、とりあえずバンドロゴはベクターデータで作るということだけ覚えておきましょう。 

スクロールできます
ベクターデータラスターデータ
使用ソフトAdobe Illustrator などAdobe Photoshop など
拡張子ai/eps/pdf/svg などgif/jpg/png/bmp など

最近はパソコンやスマホなどの無料アプリを使ってロゴを作ることもできますが、『ラスターデータ』でしか保存できないことが多いので注意が必要です。

バンドロゴを『ベクターデータ』で作る理由

バンドロゴはベクターデータで作ろう!

とお伝えはしましたが、実はベクターデータは万能なわけではなく使用用途によってはラスターデータが必要な機会も多いです。

使用用途によるデータ形式の違い

使用例使用可能なデータ
ウェブサイトのロゴラスターデータ(gif/jpg/png など)
SNSのアイコンやカバーラスターデータ(gif/jpg/png など)
Tシャツ(シルクプリント)ベクターデータ(ai/eps/pdf など)
Tシャツ(インクジェットプリント)ベクターデータ(ai/eps/pdf など) or 高解像度のラスターデータ(psd など)
ラバーバンドベクターデータ(ai/eps/pdf など)
フライヤーベクターデータ(ai/eps/pdf など) or ラスターデータ(背景透過png など)

最近のバンド活動はウェブやSNSなどを使うことが多いので、ラスターデータのロゴを使う機会のほうが多かったりします。

ではなぜベクターデータでロゴを作る必要があるのか?

それはベクターデータからラスターデータを書き出すことができても、ラスターデータからベクターデータを書き出すことができないからです。

Adobe Illustratorなどのドロー系ソフトを使えば『ラスターデータ』をトレースして『ベクターデータ』を作ることも可能ではありますが、専門的な知識が必要になります。

『ラスターデータ』しか作れない場合は?

基本的にバンドロゴはベクターデータで作るのが望ましいですが、どうしても『ラスターデータ』でしかロゴが作れないという場合もあると思います。

その場合は、高解像度で背景を透過したラスターデータ(png/gifなど)を作りましょう。

最近よく見かけるのが、無料アプリなどで作成した低解像度のラスターデータのバンドロゴ。

ウェブやSNSで使う程度であれば問題ありませんが、フライヤーやグッズなどの印刷物には使い物にならないこともあるので要注意です。

フライヤーやポスターなどの印刷物に使用する場合は実寸サイズで解像度350程度を目安にしましょう。解像度が低いと粗く印刷されてしまいます。

バンドロゴの形

バンドロゴのデザインは自由度が高いので見た目重視で作りがちですが、『使いやすさ』もとても重要です。

その『使いやすさ』に関わるのがバンドロゴの形です。

理想は横長のロゴ(ロゴタイプ)と正方形・正円に近いロゴ(ロゴマーク)の2種類を作れるのがベストです。

もしどちらか1つしか作れないという場合は横長のロゴ(ロゴタイプ)を作りましょう。

横長のロゴ(ロゴタイプ)

横長のロゴ(ロゴタイプ)

バンドロゴとしてもっとも使いやすいのは横長のロゴで、ロゴタイプと呼ばれるものが多いです。

こういった横長のロゴタイプはとても汎用性が高く、単体でバンド名を読むことができるのでウェブサイトからフライヤーまで幅広く使用可能です。

可読性は必要?

ブランドロゴや企業ロゴなどを作る場合は可読性を重視して作ることが多いですが、バンドロゴの場合は読んでもらうことは諦めてデザイン重視で作ることもあります。

ウォーキー

そもそもテキストでも読めないバンドもいるので…

なんて書いてあるか読めないバンドロゴはバンド名を覚えてもらえないというデメリットもありますが、デザインにインパクトがあればロゴきっかけで興味を持ってもらえるなんてこともあります。

正方形・正円に近いロゴ(ロゴマーク)

正方形・正円に近いロゴ(ロゴマーク)
ロゴタイプ(左)とロゴマーク(右)

横長のロゴとあわせて持っておきたいのが正方形・正円に近いロゴで、ロゴマークと呼ばれているものが多いです。

この正方形・正円に近いロゴ(ロゴマーク)は、SNSのプロフィールアイコンやバンドグッズの小物(缶バッジなど)にとても使いやすいです。

『ロゴタイプ』とデザインがかけ離れていると同一バンドと認識してもらえないこともあるので、デザインのテイストは揃えましょう。

縦長のロゴは使いづらい

たまに縦長のロゴをみかけるのですが、とても使いづらいです。

特に複数のバンドが出演するフライヤーを作るときに厄介すぎて、デザイナー泣かせのロゴと呼んでいます。

バリエーションの1つとして持っておくのはありですが、メインロゴにはおすすめできません。

バンドロゴのカラーバリエーション

データ形式・ロゴの形の次に押さえておきたいポイントは、バンドロゴのカラーです。

単色ロゴ(スミ一色)

単色ロゴ(スミ一色)

必ず用意しておきたいのが単色ロゴです。

基本はスミ一色(黒)の単色ロゴをメインロゴにしましょう。

『ベクターデータ』の単色ロゴがあればどんな使用用途にも対応できます。

単色ロゴ(カラー)

バンドのテーマカラーがある場合は、バリエーションとして単色のカラーロゴも用意しましょう。

カラー指定したロゴ(左)とグレースケールに変換したロゴ
カラー指定したロゴ(左)とグレースケールに変換したロゴ

単色ではなく2色以上使用したバンドロゴを見かけますが、この場合はグレースケール(モノクロ)に変換したバージョンがあると何かと便利です。

また印刷する際に正確な色を再現したい場合は、ロゴデータにカラー指定(DICやPANTONEなど)しておくことをおすすめします。

多色ロゴ(フルカラー)

グレデーションロゴ(左)と単色ロゴ(右)
グレデーションロゴ(左)と単色ロゴ(右)

バンドロゴを着色してカラフルにしたりグラデーションを使うことでインパクトのあるバンドロゴに仕上げることができます。

カラフルな多色ロゴはウェブ・SNSアイコン・グッズなどで使いやすい反面、使用用途によっては使えないことも多いです。

あくまでのバリエーションの1つと考え、別途単色バージョンも用意しておきましょう。

カラーロゴは背景色に注意

背景の濃淡別にデザインパターンを変えたカラーロゴ
背景の濃淡別デザインパターン

カラーロゴは背景色の濃淡で見た目が変わったり見えにくくなったりするため、背景色の濃淡別に複数のデザインパターン用意しておくことをおすすめします。

バンドロゴ作りの手順

ここからは僕が実際にロゴを作るときの具体的な手順をご紹介します。

作り方はデザイナーによって様々なので、1つの参考になれば幸いです。

STEP
ロゴの方向性を決める(アイデア出し)

まずはロゴの方向性を決めるためにアイデアを書き出します。

バンド名やバンド名の由来から連想できるモノやコトなど、とりあえず思いついたことはなんでも書き出します。

このときおすすめなのが手書きで書き出すこと。僕はiPadとApple Pencilを使っていますが、もちろんノートとペンでもOK。

手書きによってクリエイティブ脳のリミッターが外れます!

ロゴの方向性を決める(アイデア出し)

A4サイズの紙を横長に使い、中心にバンド名を書いて思いついたことを周りに派生させていきマインドマップのように書き出していくのがおすすめです。

デザインよりも“ロゴのストーリー”を先に考えると、あとあとデザインアイデアがスムーズに出てきます。

形や色など見た目の良し悪しももちろん大事ですが、「このロゴをなぜこういうデザインにしたのか?」と聞かれたときに、その理由(ロゴのストーリー)をしっかりと答られるとより良いロゴを作ることができるでしょう。

STEP
ラフスケッチ(仮デザイン)

ロゴの方向性が決まったら、ラフスケッチで形にしていきます。

このときに重要なのが、必ず自分の頭で創造すること。

デザインが思いつかないからといってGoogleの画像検索やロゴデザイン集などでロゴデザイン自体を検索するのはおすすめしません。

僕も昔はデザインのアイデアが思いつかないときはロゴデザイン集などを参考にしていました。

そうすることでデザインの引き出しは簡単に増やすことはできるでしょう。

しかしデザイン自体を参考にするということは、自分のクリエイティブ脳をトレーニングできる機会を放棄しているのと同じです。

もちろん日常的に様々なロゴデザインを目にしているので、無意識のうちに何かに似たようなデザインになってしまうこともあるでしょう。

しかし、何かを参考にして似たデザインを作るのと、自分で考えて結果的に似たデザインになってしまったのではプロセスが全く違います。

この自分で創造するというプロセスがクリエイティブ脳を育てるためにとても重要なことなので、必ず自分の頭で考えてデザインを生み出しましょう。

STEP
デザイン(清書)

ラフスケッチをもとに『ドロー系デザインアプリ』を使用してデザイン(清書)していきます。

ロゴデザイン制作に一番おすすめなアプリは『Adobe Illustrator』です。

『Adobe Illustrator』は有料アプリですが、ロゴだけではなくフライヤーや物販のデザインなどほぼ全てのデザインを制作することができるので、バンド内(スタッフ含む)に 『Adobe Illustrator』を使える人がいるとバンドにとって相当なアドバンテージになります。

必ず作っておきたいロゴ
  • 横長のロゴ(ロゴタイプ)
  • 正方形・正円に近いロゴ(ロゴマーク)

フォントをベースにロゴを作る場合は必ずフォントをアウトライン化しましょう。

他にも無料で使えるドロー系デザインアプリもあるので自分たちに合ったものを探してみましょう。

また『Canva』など無料で使える『ペイント系デザインアプリ』を使うのもありですが、制作したロゴの使用用途が限られるため注意が必要です。

STEP
データ保存(書き出し)

『ドロー系デザインアプリ』で作ったロゴはai/eps/pdfなどのベクター形式で保存されるため、イベント出演時などにロゴを求められたらこのロゴデータをそのまま送って問題ありません。

『ベクターデータ』のロゴデータと一緒に見本として『ラスターデータ』のロゴも一緒に送っておくと安心です。

常備しておきたいロゴ一式
  • メインロゴ(ベクターデータ)
  • カラーバリエーション(ベクターデータ)
  • 見本ロゴ(ラスターデータ)

また『ベクターデータ』のロゴがあればいつでも『ラスターデータ』を書き出すことができます。

ウェブサイトやSNSアイコンなど、必要に応じて色や形・サイズを変えて『ラスターデータ』を書き出しましょう。

まとめ

バンドロゴはブランドロゴや企業ロゴのようにバンドの看板になるためデザインのことばかり考えがちですが、どんなにカッコいいデザインのロゴでも使いたい用途に使えなかったらロゴの意味がありません。

この記事を参考に、かっこよくてどんな用途にも使えるバンドロゴを作りましょう。

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