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FXhome by Artlist | 次世代の動画&画像編集プラットフォーム
世界中の動画クリエイターから絶大な人気を誇る企業「Artlist(アートリスト)」から、動画&画像編集プラットフォーム「FXhome by Artlist」(以下「FXhome」)がローンチされました。
デジタルアセット(素材)を提供するArtlist(アートリスト)・Artgrid(アートグリッド)・Motion Array(モーションアレイ)に、ツール(ソフトウェア)を提供するFXhomeが加わることで動画クリエイターのためのE2Eプラットフォームとなりました。
ついに完全体に!
動画編集といえばPremiere ProやDaVinci Resolveがすぐに思い浮かびますが、FXhomeは名前すら聞いたことがない人も多いのではないでしょうか?
たしかに現時点では他社ソフトと比べると知名度は低いですが、今後の飛躍は間違いなしの動画&画像編集プラットフォームだと思っています。
そこでこの記事では次世代の動画&画像編集プラットフォーム「FXhome」について詳しく解説します。
FXhomeとは?
FXhomeは動画クリエイター向けの動画&画像編集プラットフォームで、動画編集ソフト「HitFilm」と画像編集ソフト「Imerge」の総称です。
HitFilm
「HitFilm」は直感的に動画やVFXを制作できる動画編集ソフトです。
「HitFilm Free」「HitFilm Creator」「HitFilm Pro」の3種類があり、料金プランによって使えるバージョンが違います。
国内で利用者が多いPremiere ProやDaVinci Resolveとの大きな違いは、ソフトウェア内でArtlist(アートリスト)の音楽・効果音を使えるという点です。
ライブラリで試聴→ワンクリックでダウンロード→ドラッグ&ドロップでタイムラインに挿入と、シームレスに使用できるのが非常に効率的です。
ただしArtlist(アートリスト)内のすべての音楽や効果音を自由に使えるわけではなく、「HitFilm」のライブラリにあらかじめセレクトされている音楽や効果音しか使うことができません。
Artlist(アートリスト)については「Artlist(アートリスト)ってどう?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを完全レビュー」で詳しく解説しています。
もう1つの特徴はソフトウェア内で「HitFilm」独自のテンプレートを使えるという点です。
テンプレートにはローワーサードやスライドショーなど汎用性の高いアセットがラインナップされています。
音楽や効果音と同じくソフトウェア内でシームレスに使用できるのが超絶便利です。
しかし使えるのはあくまで「HitFilm」独自のテンプレートで、Motion Array(モーションアレイ)のデジタルアセットは使えないのでご注意ください。
ちなみにArtgrid(アートグリッド)のデジタルアセットも使えません。
詳しいレビューは後日別記事で紹介します。
Imerge
「Imerge」は写真編集や画像合成ができる「Photoshop」と「Lightroom」をいいとこ取りしたような画像編集ソフトです。
「Imerge Free」「Imerge Creator」「Imerge Pro」の3種類があり、料金プランによって使えるバージョンが違います。
詳しいレビューは後日別記事で紹介します。
FXhomeの料金プラン
FXhomeには4つの料金プランが用意されています。
- Free
- Creator
- Pro
- Enterprise
それぞれプランごとに料金や使用できるソフトウェアやデジタルアセットの数が異なるため、各プランの違いをまとめてみました。
Free | Creator | Pro | |
---|---|---|---|
年払い料金 | $0 | $7.99/月額 | $12.99/月額 |
月払い料金 | $0 | $12.99/月額 | $19.99/月額 |
使用可能なソフトウェア | ・HitFilm Free ・Unlimited exports up to HD | ・HitFilm Creator ・Imerge Creator ・Unlimited exports up to 4K UHD | ・HitFilm Pro ・Imerge Pro ・Mocha HitFilm ・BorisFX 3D Objects ・Foundry 3D Camera Tracker ・Unlimited exports up to 8K |
音楽(BGM) | 10 | 100 | 200 |
効果音(SFX) | 25 | 100 | 200 |
テンプレート | 5 | 25 | 50 |
ビジュアルエフェクト | 127 | 186 | 322 |
3Dモデル | ×(ウォーターマーク付) | ×(ウォーターマーク付) | ○ |
解像度 | HD | 4K UHD | 8K |
プレミアムサポート | × | ○ | ○ |
Freeプラン
Freeプランでは無料版の「HitFilm Free」を使うことができます。
機能に制限があり使用可能なデジタルアセットも少ないため、あくまでお試し版のような感じです。
Creatorプラン
Creatorプランは「HitFilm Creator」と「Imerge Creator」を使うことができます。
デジタルアセットもそこそこのボリュームがあるので、ソーシャルメディアを中心に活動する動画クリエイターはこのCreatorプランから始めるのがおすすめです。
Proプラン
ソーシャルメディアのみならず、MV・映画・CMなどクライアントワークも手掛けている動画クリエイターにはProプランがおすすめです。
Proプランでは「Mocha HitFilm」「Boris 3D Objects」「3D Camera Tracker」の3つの強力なプラグインを使用可能なため、とくに3Dモデルを扱うような動画クリエイターはProプラン一択です。
FXhomeに関するよくある質問
- 支払い方法は?
-
Paypalやクレジットカード(VISA/Mastercard/American Express)が使えます。
- 決済後のキャンセル、払い戻しは可能ですか?
-
決済後14日以内であればキャンセル・払い戻しが可能です。
- CreatorプランからProプランにアップグレードは可能ですか?
-
可能です。
- サブスクリプションの更新方法は?
-
自動更新です。自動更新をキャンセルする場合は、更新予定日の14日前までにカスタマーサポートに連絡する必要があります。
- ソフトウェアは何台のデバイスで使用可能ですか?
-
無料プランの場合は1台、CreatorプランとProプランの場合は2台まで使用可能です。
まとめ
Premiere ProやDaVinci Resolveと比べて日本での知名度は低く利用者も少ないのが現状です。
日本語にも未対応のため英語が苦手な日本人は手を出しにくい存在ではありますが、世界では650万人を越えるクリエイターのコミュニティがあり日々ノウハウやハウツーがシェアされています。
「Artlist(アートリスト)」の成長率を考えると、Premiere ProやDaVinci Resolveと肩を並べる日もそう遠くはないかもしれません。