外付けSSDケース「Vantec NexStar GX」レビュー

外付けSSDケース「Vantec NexStar GX」レビュー

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僕はデザイン制作や動画制作の作業をするとき、データは全て自作した外付けSSD(ポータブルSSD)に保存して作業しています。

自作と聞くと小難しい感じがしますが、「SSD本体」と「SSDケース」を購入すれば誰でも簡単に「外付けSSD」を自作することができます。

ウォーキー

HDDよりSSDの方が爆速です!

SSD本体に関しては主要メーカーが限られているので選定に苦労しませんが、悩みどころなのは「SSDケース」です。

SSDケースに求める条件
  • 2.5インチSSDに対応
  • USB3.1に対応
  • 軽量でコンパクト
  • 接続が安定している
  • 放熱性が高い
  • バスパワー

上記条件で探して何個かケースを購入してみましたが、接続が不安定だったり認識すらしてくれなかったりと、仕事道具としては全く使い物になりませんでした。

そしてやっと安定して使えたのが「Vantec NexStar GX」というSSDケースです。

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使い始めて1年以上、毎日使用していますが大きなトラブルもなく安定して使えています。

そこで今回は、外付けSSDの自作におすすめのドライブケース「Vantec NexStar GX」のレビューをお届けします。

目次

「Vantec NexStar GX」の特徴

「Vantec NexStar GX」と「Crucial MX500」のパッケージ

SSD本体は「Crucial SSD MX500(1TB)」を使用します。

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「SATA」か「NVMe」か

現在SSDは「SATA」と「NVMe」の2種類が主流になっています。

「SATA」は「NVMe」に比べると転送速度は劣りますが、HDDに比べれば断然早いので個人的には十分な速さだと思います。また価格も安いので容量を要する保存用の外付けSSDには「SATA」がおすすめです。

とはいえ「NVMe」の転送速度は素晴らしいので、価格がもっと下がり放熱に優れたケースが増えてくれば乗り換えを検討します。

付属品

「Vantec NexStar GX」の付属品
付属品
  • 『Vantec NexStar GX』本体
  • ケーブル×2
  • カバー
  • ドライバー
  • ビス
  • 滑り止めシール

「USB TypeC→USB TypeC」と「USB TypeC→USB TypeA」のケーブルが付属しているので、組み立て後すぐに使用可能です。

「Vantec NexStar GX」付属のレザーケース

付属のPUレザーケースはとても安っぽくダサいのでおすすめできません。

組み立て方法

組み立て前の「Vantec NexStar GX」

「Vantec NexStar GX」はケース本体とカバーが分離します。

「Vantec NexStar GX」に「Crucial MX500」を差し込む

まずはケース本体のコネクタに「Crucial SSD MX500(1TB)」を差し込みます。

「Vantec NexStar GX」に「Crucial MX500」をビス止めする

ケース本体を裏返して付属のドライバーでビス止めします。

「Vantec NexStar GX」の中
カバーの内側には放熱対策のレールが走っています。
「Vantec NexStar GX」のカバーに「Crucial MX500」を入れる

カバーにケース本体をスライドさせるように挿入します。

「Vantec NexStar GX」に滑り止めシールを貼る

カバー裏面の四隅をビス止めし、その上からビスを隠すように滑り止めシールを貼って完成。

ウォーキー

簡単!

USB 3.1 GEN2対応

「Vantec NexStar GX」の側面

「Vantec NexStar GX」は最大転送速度10Gbpsを誇る「USB3.1 GEN2」に対応していますが、僕が今回使用した「Crucial SSD MX500(1TB)」ではその恩恵を受けることはできません。

Crucial SSD MX500の転送速度
  • 読み込み速度最大560MB/秒
  • 書き込み速度最大510MB/秒

とはいえ、これまで使用していた外付けHDDに比べるととんでもない転送速度です。

ウォーキー

さすがSSD!

バスパワーで使用可能

「Vantec NexStar GX」は電源を必要とせずバスパワーでの使用が可能です。

出張やノマドワークが多いクリエイターにとってはバスパワーは必須条件です。

「バスパワー」とはパソコンのUSBポート(バス)から電源供給を行なう方式で、ACアダプタなどが必要ないのため配線が少なく持ち運びに適しています。

「Vantec NexStar GX」を使ってみた感想

MacBookProに接続した「Vantec NexStar GX」

デザインがかっこいい

マット仕上げのアルミ製カバーは高級感があり、市販されている外付けSSDに比べるとなかなかかっこいいです。

かなり頑丈なカバーなので落下などの衝撃にも強く、よほどのことがない限り傷もつきません。

実際に1年以上毎日使用し続け、出張で全国を飛び回りましたが、マジ無傷です。

ただし、分厚い。

市販されている外付けSSDのコンパクト軽量化が進む中、「Vantec NexStar GX」は厚さが2センチもありお世辞にもコンパクトとはいえないサイズ感です。

思ったより軽い

「Vantec NexStar GX」の重さ

質感に加えてその分厚さからかなり重そうに見えるのですが、実際に持ってみると軽くて驚きます。

バックアップ用に使用している外付けHDD「LaCie Rugged ポータブルハードディスク レビュー | クリエイターが選ぶ外付けHDD」が320gくらいあるので、比べるとかなり軽く感じます。

放熱性は高い

「Vantec NexStar GX」の通気口

ケース側面には通気口があります。

そのため使用中の放熱性も高く、「Vantec NexStar GX」はほとんど熱を持ちません。

接続が安定している

「Vantec NexStar GX」を使用するまでに他メーカーのSSDケースを2台使用しましたが、使うのをやめた理由は接続が不安定だったからでした。

差込口の接触不良が原因だと思いますが、作業中にちょっとUSBケーブルに触れるだけで「不正なディスクの取り出し」エラーが出てしまい、本当に仕事になりませんでした。

しかし「Vantec NexStar GX」はUSBケーブルをこねくり回しても接続が切れることがないため、安心して作業に集中することができます。

「Vantec NexStar GX」と「Crucial MX500」をUSB3.1で接続した転送速度
転送速度はこんな感じ。

まとめ

相変わらずノマド作業や出張に行くときは必ずMacBook Proとこの「Vantec NexStar GX」を持ち出しますが、外出先でも自宅と同じように快適に作業できています。

分厚いためスタイリッシュではありませんが、市販されている外付けSSDよりコスパはいいので「Vantec NexStar GX」での自作も検討してみてはいかがでしょうか?

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